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発達・知能検査を行うタイミングについて(再投稿)

発達検査はそのお子さんの発達段階(発達年齢など)をみるものです。発達年齢と発達指数(DQ)が算出されます。

知能検査は検査時年齢の平均的能力を100とした場合、検査を受けた子の能力がどの程度なのかみるものです。知能指数(IQ)が算出されます。

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検査を行う意義として、

・発達段階に合わせたかかわりができるようになる

・得意分野と不得意分野がわかるので、関わり方の参考になる

といったことがあげられます。

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ただし、学力テストのような本人の習得度をみているものとは異なります。特に、知能検査は基本的に生まれつきの能力を見ているため、検査によりますが、8~10歳ころには検査数値はほとんど変わらなくなります。(例外は自閉スペクトラム症を持つ子たちの一部で、12歳から20歳過ぎにかけて、IQが7前後あがるという報告があります)

そのため、

・検査結果に一喜一憂しないほうがいい

・発達指数や知能指数をあげることそのものを目的にしてはいけない

したがって、検査をうける目的は、

検査結果を活用して、こどもの普段の生活の適応力、快適度があげること

過去の結果をもとに対応してきたが、新たな困難が生じているため、再度評価を行って、参考材料にしたい場合

何かの手続き上、結果の提出が求められる場合

となります。

以上より、当院では、前の検査から1、2年たったから、という理由だけではルーチンで検査を行うことはいたしておりません。当院は小さいクリニックで、行える検査の数は限られています。これまで検査を受けたことがなく、検査を受けないと適切な対応や支援につながらない初診患者への評価を早く行うことが地域で発達診療を行うクリニックの役割だと考えています。

大きな医療機関には検査を行えるスタッフが複数います。教育を含めた行政が手続き上必要とする検査の体制を整えるのは行政自身の役割だと私は考えていますし、実際、自治体も一定の検査数を行えるように体制を整えてきています。

当院は保険診療を行っているため、こどもの状態や保護者の意見を確認して、医療的に必要と考えられる検査を優先して行います。

ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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